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酷いかゆみ・乾燥肌のためのアーユルヴェーダ

肌の性質・乾燥タイプ

 

あなたは、毎日のお肌のお手入れ、どうしていますか。

美肌を保つことは、若さと美しさの象徴であり、日常の正しいスキンケアが自分できちんとできているのか、不安になるときもあると思います。

毎日のスキンケアとして、洗顔、クレンジング、化粧水、乳液など数多くのさまざまなコスメがありますが、なにを使ったら良いのか、とても迷うところでしょう。

お化粧をしている限り、クレンジングが必ず必要だし、クレンジング後のケアも化粧水、乳液、美容液が一通りの工程になるでしょう。

自分に合ってないものでケアをすると、それが肌荒れの原因にもなり兼ねません。

また、日常でのたくさんのストレスで起こる皮膚病のアトピーやじんましん、掻痒症、湿疹など、皮膚でかゆみがあるだけでなく、見た目の印象も暗くしてしまいます。

西洋医学では、広くステロイドを使用すると思いますが、それだけでは、解決にはなりません。

 

アーユルヴェーダでの乾燥肌ケア

インドの医療として行なうエイジングケアで、アーユルヴェーダがあります。

アーユルヴェーダの施術では、まず、自身の本質を知ることからケアが始まります。

性質は、ピッタ・カファ・ヴァータの3つに分類されますが、その中でも乾燥肌の人は、ヴァータ体質あることがほとんどです。

それは、ヴァータが風の性質であり、冷えや乾燥に弱い肌質になり易いのです。

もともと油分も水分も少ない肌で、その上季節が真冬で乾燥の時期や、その体質の方が40代以降の中高年であることで、ヴァータがさらに強まります。

人によっては、生まれつきヴァータ体質で冬になると、ハンドクリームを手足にたっぷり塗るといったケアの方もいます。

それでは、自分でできるセルフケアとしての限界を感じます。

毎日、自分の身体をケアすることはとても良いことですが、身体の根本的な改善にはなっていないことに気づくでしょう。

こうした悩みにアーユルヴェーダは応えることができます。

乾燥肌もひどくなると、アトピーや皮膚病にもなります。

ですから、美容だけの観点で言えることではなくなるのです。

そんなあなたが病院や皮膚科クリニックに行く前に、ぜひ試してみていただきたい施術として、アーユルヴェーダがあります。

当院のアーユルヴェーダは、乾燥肌が強い方によい、セサミオイルやインドの薬草オイルでのマッサージがあります。

全身をくまなくオイルマッサージすることで、痒みや皮膚の乾燥による赤みも改善してくれます。

しかも根本的な治療として、東洋医学の経穴(ツボ)を使い、それぞれの原因によっての肌荒れで使用するツボが違います。

そのツボを明確にできるのは、東洋医学の鍼灸師の施術だからこそ、可能です。

一人ひとりに合った、原因別の処方として、使用するツボも変わってきます。

一般的に癒しのサロンでやっているアーユルヴェーダは「癒し」や「美容」が目的なので、とくに原因を知る必要がないと思いますし、そのような知識も必要ありません。

しかし、当院は、医療としてのアーユルヴェーダを行なうのは、女性の病気や症状に寄り添う治療としてのアーユルヴェーダを行っているからこそ、あなたの病状や原因を探る必要がいります。

また、本人が身に覚えのないことで起こった症状についても、脈診で原因を突き止めて、それに即した治療としてのアーユルヴェーダと鍼灸を行なう治療院です。

 

乾燥肌でも蘇る美肌ケア

 

一般的に「美肌」といっても、お手入れ方法もさまざまありますが、本当の意味で「美肌」を得るためには、肌の外側からのケアだけでは、美肌の継続ができません。

例えば、エステサロンで全身をケアしても3日持てば良いのかも知れません。

しかし、その3日間だけのために何万もするケアをするような有閑マダムもそんなに多くはいないはずです。

当院では、アーユルヴェーダでの全身のオイルマッサージ<アビヤンガ>も行いますが、自分でできるセルフケアとして、睡眠や食事のアドバイスもいたします。

夜の睡眠時間をしっかりと取り、深い睡眠をとれるように呼吸法についてもお教えしています。

また、食事では、適度な量やその質についても個別で相談できます。

その外側と内側の両方からケアすることで、皮膚病や乾燥肌を美肌に蘇らせるのが、アーユルヴェーダのオイルマッサージです。

大切なのは肌細胞のサイクル(ターンオーバー)を意識して、基礎代謝を上げていくことで、ターンオーバーを正常にしていきます。

本来の肌の再生能力が落ちたりすると、肌に余分な老廃物もどんどん蓄積されていきます。

アーユルヴェーダは、そんな疲れたお肌を蘇らせるためのオイル選びも重要です。

同じ施術を受けても、オイルによっても肌のデトックス効果が全然違います。

インドのアーユルヴェーダでは、種類別の薬草オイルがあり、そのブレンドでの割合が皮膚病の内容や度合によって使用が難しくなってきます。

オイルの質も重要で、当院ではキャリアオイル(天然成分100%)のものしか使用しません。

血液の浄化を目的としたアーユルヴェーダで、経絡ツボも使用していくことで、体内の血液循環を良くして、全身を浄化に導き、臓器を健康にしていきます。

それが、皮膚病の改善にもつながりますが、最初は、肌にオイルが滲みて痛くないか、デトックスサウナでの痒みが増長しないか、いろんなことを慎重に判断して治療していきます。

あなたの皮膚病や加齢で疲れた肌を美しくするアーユルヴェーダを試してみませんか。

好転反応も起こる場合もありますが、それで改善することで根本的な治療をすることは、あなたの未来も変わっていくはずです。

 

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