断捨離のタイミング
「断捨離しようかなぁ」
どんなときにあなたは、そう思いますか?
多くの人が断捨離しようかなと思うときは「最近気持ちが落ち込む」「なんだか、良くないことが多い」「彼と別れた」といった、ネガティブなことが起こり、それを一転したいときに「断捨離」でもやったら人生が変わるかな、と思ったりしたことがありませんか。
私も、気持ちがやもやしたり、気分をスッキリさせたくて、念入りなお掃除やいらないものを処分するといった「断捨離」を、定期的にやっています。
断捨離は、いらないものを捨てるという方もいますが、それだけではありません。
日常で「使うもの」「使わないもの」に分けて、もう2、3年は1回も使ってないようなものは、実はこの先ずっと使わないことが多いのです。
一人暮らの方ならば、1部屋ずつ整理していくと、あっという間に終わるかも知れませんね。
よく「いるもの」「いらないもの」という仕分けがなされると思いますが、もう何年も使っていないもので、高かったもの、ブランド品、誰かからプレゼントなど、意外と捨てる気がおきず、ずっとしまい込んでいます。
それがあなたにとって大事なものならいいと思いますが、放置したままだと場所のロスを生み、あなたに忘れられたものは、寂しい思いさえすることでしょう。
たまに自分を見直すことも大事なことです。
それと同じように、自分の所有物を把握して、使わなくなったものを「ありがとう」と言って手放すことで、自分自身のスペースも生まれ、それが余裕となり、あなたに必要な豊かさを与えてくれることでしょう。
自分にとって必要なものを大事にすることが、自己肯定感を高めてくれます。
「そんなこと、知ってます!」という方でも、実際は、全然していない方も本当に多くいます。
それは、とてももったいない行動ですね。
皆さん、断捨離するといいことが起きるということを知っているのに、なにかが邪魔をしてしまうのです。
その1番の原因は「変わりたくない」のです。
言葉では「変わりたい」といっているのに、全然自分の生活を変えない方が、とても多いことに、びっくりしてしまいますが、たぶん「変わりたくない」のではなく、「悪くなったらどうしよう」とか「間違っていたら取り返しがつかない」といった不安にかられてしまうのでしょう。
かつての私も「そんな頑張っても変わらない」「どうなるか怖いから、不満でもそのままでいい」といった変化することへの不安もたくさんありました。
いきなり、転職するとか引越しをするのは、少し勇気がいりますが、確実に、今の自分を変えたいといった衝動にかられたときこそ、断捨離のタイミングだと思います。
そんな、ものが少なくなることで私の人生のなにが変わるの?と思う方もいると思いますが、1回くらいは「断捨離から始めてみよう!」と軽い気持ちで思ってもらえたら、私もうれしいです。
あなたの今ある「もの」への断捨離が進むと、心の断捨離や体の断捨離にも興味が沸くかも知れません。
過去、私がそうでした。
私にとってのアーユルヴェーダとは、自分にとって必要なもの、ひと、考えに出会うことができるために行う「断捨離」や「浄化」をするための思考を与えてくれる教えです。
ですから、当院でのアーユルヴェーダの目的は「浄化・断捨離」です。
その空いたスペースに、あなたの必要なものを入れてほしいと願っています。