アーユルヴェーダでは、人間の持つ性質エネルギーが「ヴェータ」「ピッタ」「カファ」という3つエネルギーで成り立っています。
そのバランスの違いが、人それぞれ違い、体質を形成しています。
日本の梅雨の時期は、「カファ」という「水」のエネルギーが強く出やすい季節です。
また、カファの体質の人は日本人に多く、とくに下半身冷えやむくみになりやすいようです。
身体の臓器でいうと「胃・脾臓」に問題が起きやすい方も多く、懈怠感、惰眠、鼻炎、皮膚アレルギーといった疾患になりやすい傾向があります。
とくに女性に多いカファ体質の方のつらい時期というのが、身体のむくみが起きやすい「梅雨時期」や「生理前後」と強く出やすいです。
カファの季節の過ごし方
これからの梅雨「カファの季節」ですが、身体の「むくみ」が気になるときです。
普段からむくみやすい方は、カファの性質をすでに持っていますので、とくにカファの季節は、だるい・ねむいといった症状になりやすく、とても水はけの悪い身体になっています。
そんな方のセルフケアとして、アーユルヴェーダの生活術では、むくみを改善するための知恵があります。
1.利尿作用によいお茶を飲む
皆さんがよく飲むものとして、日本茶・コーヒーもそのひとつですが、カフェインという刺激物質を出すものが入っているので、頻繁に飲むのは、あまりおすすめ出来ません。
冷たいものも、できるだけ控えましょう。
ここでは、白湯に梅干しを1つ入れて飲むことや、赤しそジュース、トウモロコシのひげ茶なんかは、ノンカフェインで、おすすめです。
2.長時間寝ない
よく疲れたら「寝て治す」ともいいますが、カファの方がとくにいけないのは、9時間以上寝ることや、30分以上昼寝も大敵です。
カファの増幅にもなり、ますますだるさが増し、眠気を誘い、ぼっーとしますと、いろんなことに注意散漫となります。なるべく睡眠時間も、サイクルを作り、決まった時間に寝て起きる癖を付けましょう。
3.適度な汗をかきましょう
できれは、朝1時間程度のウォーキングのあとに熱めのシャワー、温泉やサウナで大量に汗をかく、ジムやヨガで体を動かし汗をかく、といったことがとてもおすすめです。
最初は身体を動かすことが苦手なカファの方ですが、マイページで粘り強いカファの良さで乗り切りましょう。
誰か、友達やパートナーとやることで継続しやすいと思いますので、毎日達成したときにカレンダーに★印を付けるなどして、楽しみましょう。