インドの伝統医学であるアーユルヴェーダは、「生命科学」や「生きる知恵」と訳され、私たちの体の不調に対応するための知恵を教えてくれています。
アーユルヴェーダの治療法では、心と体を別々に考えず、両方を一体として捉えて身体にアプローチしていきます。
また、人間の性質として「ヴェータ(風)」「ピッタ(火)」「カファ(水)」という3つのエネルギーの割合で体質を診ます。
性質のことを「ドーシャ」といい、その3つのドーシャの割合が、自分の体質を作ります。
そのドーシャのバランスが崩れると、体調不良として表れてきますが、その3つのドーシャのバランスが常に同じことが良いという訳ではありません。
たしかに、稀に3つのドーシャの割合がすべて同じである「トリドーシャ」の方もいますが、それがバランスの良い体質というだけです。
皆さんひとりひとりで違うのは、産まれたときや育った環境の違いにより、皆、個性を持っています。
アーユルヴェーダの教えでは、その自分の性質をきちんと知り、利点も欠点も「そのままの自分を受け入れる」ことを大事にします。
私は、最初、利点はいいけど、欠点を受け入れるという気持ちがよくわかりませんでした。
日本では、欠点は良くないことなので「改めましょう」「直しましょう」とか言われて育っているので、それでもいいと言われると、なんだか「えっ」という、不思議な気持ちになりました。
ただ、最近ではそれがとてもスピリチュアルな生き方だな、と感じます。
1つの自分の性質(性格)を、ある人からみたら「悪い」と思うこともありますが、違う人から見たら「良い」と感じることもあるようです。
同じひとりの人間の裏表は、コインの裏表と同じなだけなんですよね。
そこに人間が感情を持ったことで、「良い」と「悪い」の判断を付けてしまっただけという意味なんだということを知りました。
ドーシャの話に戻りますが、それらの3つのバランスで自分を知ると、実は、生きることが「面白い」というように日々過ごせます。
アーユルヴェーダの教えは、そんな「気づき」を与えてくれるので、生き方べただった私も「楽しい」ということがとても増えました。
その私の感じた「喜び」を、少しでもたくさんの方に伝えることも私のアーユルヴェーダ的生き方のひとつだと感じています。
当院は、アーユルヴェーダ・鍼灸・タロットを用いて、心や体の疲れを癒し、元気で過ごすための治療院です。
体だけとか、心だけ、といった部分的で捉えないので、正直お手軽な施術ではありませんが、しっかりと身体をくまなく診ていくので、「自分を見つめ直す旅」に来たという気持ちのほうが、ピンとくるのかも知れませんね。
何かわからないけど「体」が疲れた、「心」が落ち込む、といった方に受けていただける施術として、行っています。
心と体のデトックスをして、ありのままの自分の生き方に満足してみませんか?
その満足が、あなたの生き方を輝かせます。
それがアーユルヴェーダの教えです。