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女性限定・アーユルヴェーダの安全性

アーユルヴェーダの施術事情

 

日本(東京)には、女性に評判のエステサロンやマッサージ店がたくさん存在します。

美容エステは特に人気があり、その中でもダイエット系エステサロンはさらに人気となっているそうです。

東京23区ではオイルマッサージを行なうサロンがとにかく多く、ダイエットコースのオイル・リンパマッサージが人気です。

最近では女性だけでなく男性も同じ店舗内で施術を受けられる「メンズOK」という案内が多く目立ちます。

もっと驚くことに、男性のセラピストの割合も増えていて、女性客が男性セラピストに身体を触られての施術もあるエステなども混在しています。

その裏側で、女性がセクハラ・性的被害に遭われるという悲しい事件もあり、危険が潜んでいることに、注意をすべきでしょう。

南インド発祥の「アーユルヴェーダ」は、病院内での施術でしかアーユルヴェーダを行なっておらず、女性の施術は「女性のセラピスト」が行ない、同じく男性の施術は「男性セラピスト」が行ないます。

「施術」は、お互いのエネルギー交換でもあるので、スピリチュアル的観点のある南インドのアーユルヴェーダともいえます。

お隣のスリランカの一部の場所では、病院ではない、資格を持たない者が、アーユルヴェーダの施術を行なっているということもあるようなので、実際に現地でのアーユルヴェーダを受けたい方は、注意する必要があります。

 

 

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「アーユルヴェーダと鍼灸」の類似性

 

当院では、女性限定の「アーユルヴェーダ」を行なう治療院です。

「鍼灸」は<治療=病気を治す>という目的で、東洋医学の好きな方に人気がある施術です。

では「治療」と「アーユルヴェーダ」がなぜ結びつくのでしょう?と、疑問に思われた方もいると思います。

「アーユルヴェーダ」と聞くと、日本ではエステやサロンで「美容」「癒し」のイメージに変えられてしまったというのが現実です。

本場の南インド・ケララでのアーユルヴェーダは「伝承医学」として、今もインドの病院内で治療として施術が行われています。

「アーユルヴェーダ」と東洋医学の「鍼灸」は、どちらもかなり奥が深い医学です。

医学と飛び越え「生き方」も学べる「哲学」とも云えます。

その「アーユルヴェーダ」と東洋医学の「鍼灸」は、とても共通点が多くです。

私は両方の施術に興味を持ち、最初から両方の施術を使い、治療をしようと考えていました。

そんな奥が深い内容ならば、1つを深く学べば、それで充分だというのが普通の考え方でしょう。

「どちらか1つ」という選択肢もあったと思いますが、両方の施術にはそれぞれの利点(良さ)があり、生まれつき身体が弱かった私は、その2つの相乗効果を、直感的に感じとっていました。

 

<アーユルヴェーダと鍼灸の類似性>

●インドアーユルヴェーダの「マルマ」と、東洋医学の鍼灸では経絡の「ツボ」が同じようなに、身体の全体にいくつもある。

●その「マルマ」と「ツボ」の場所も一致しているところが多い。

●治療を行なう前に、カウンセリングとして「脈診」を行なう。

自分なりに勉強を重ねていくと、アーユルヴェーダと鍼灸の類似性も強く感じました。

もとは、インド5000年の歴史の文化が中国に渡り、日本に伝わったとも言われています。

ですから、共通点が多くあるのでしょう。

 

生きたカウンセリング「脈診」

 

西洋医学の医師が行なう「脈診」は、1分間の脈打ちで「多い・少ない」といった程度のものがほとんどだと思います。

アーユルヴェーダでの脈診は、タイプがわかるというより、今の状態がわかるというものです。

アーユルヴェーダでは、普段の状態を脈で知ることが、とくに必要です。それによって今は何が増えているとったことが、不調の原因にもなります。

東洋医学のような繊細な「脈診」は、早い・遅いだけでなく、「どの臓器が弱っているか」や「血圧」や「不眠」「精神的なところ」の症状もわかり、深いところでは幼少期の病気まで見抜いてしまいます。

当院では、東洋医学で使う脈診が、アーユルヴェーダの脈診より繊細であるので、それを情報として治療をしています。

そうすることで、本人も気付けない症状が病気を防ぐことになります。

 

不妊治療はご夫婦で

 

当院は、女性だけの治療をメインとしていますが、例外として「不妊治療」の場合だけは、原因が女性だけでないこともありますので、その場合「ご夫婦で施術」を受けていただけています。

アーユルヴェーダの施術は、オイルマッサージなので、それは女性のみ受けていただけます。

ご夫婦同伴でも男性に対してオイルマッサージの行為はありません。

本場南インドのアーユルヴェーダ医院でも、女性には女性のセラピストが行ない、男性には男性セラピストというのがルールです。

南インドでは、アーユルヴェーダは「医学」として、治療を行なうことろです。

私がいつもお世話になっているアーユルヴェーダ医院は「ケララ以外の場所でのアーユルヴェーダは、アーユルヴェーダではない」と断言していますが、それは「医学のアーユルヴェーダ」でないということなのだと思います。

 

月のオイルでアーユルヴェーダを

 

南インドから近いスリランカでも、アーユルヴェーダはとてもメジャーな治療です。

行なっている場所も病院だけでなく、「医療」以外にも「リラクゼーション」のアーユルヴェーダが混在しています。

実際、スリランカのホテル内で呼んだマッサージで、アーユルヴェーダを体験しようとした女性たちが男性セラピストの性的被害に遭われることも事件としてあるということを聞いたことがあります。

海外では性的被害、パスポートや金銭被害、最悪は殺害もありうるということをしっかりと認識して欲しいと思います。

日本の場合でも、男女関係なく受けることが可能なオイルマッサージ店でも性的被害、盗撮などもあり、女性にとって本当に不安だと思います。

たとえ医療オイルマッサージでも身体を触るという行為が、男女になると一体化しやすくなり、お互いに影響を受けやすいので、本当に大切な家族や夫婦、恋人同士の関係で許されるものであると、私は思っています。

ですから、当院では「女性限定」としています。

女性疾患を中心とした生理痛、PMS、便秘、冷え性、不妊、更年期などの症状をメインとした治療を行なっています。

リンパマッサージがいけないわけでなく、目的がアーユルヴェーダのオイルマッサージとは違うのですが、そのあたりの説明をすると、好きでアーユルヴェーダをたくさん受けてきた女性が、皆、驚きます。

むくみを取るというリンパマッサージとは違い、アーユルヴェーダの目的が血液をキレイにするということなので、動脈の流れに沿った医学的なオイルマッサージを、根拠を持って行っています。

動脈の流れでオイルマッサージすることで、血液浄化を導き、病気にならないためのオイルマッサージです。

身体の内側から美しくなりたいと思う、自然体の美しさを求める方に向けたアーユルヴェーダです。

 東洋医学のツボを症状に合わせて自由に使いこなし、女性疾患のほかに、慢性肩コリや腰痛、坐骨神経痛などで悩んでいる女性にとっても、安心してご利用していただける健康と美の治療院です。

施術に使うオイルは、インドのアーユルヴェーダ医院で実際に使用している「インドの薬草オイル」か「キャリア・セサミオイル」を使用していますが、どちらも満月パワーの波動を受けたオイルです。

満月パワーのあるオイルだと、女性の私たちが、老いても美しくいられるための無理をしない美容法です。

私が、実際に行なっている美容法も、お教えしていますので、ご参考になさってくださいませ。