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東洋医学の美容ケアの落とし穴

海外セレブを中心としたマダムに人気の美容整形ですが、東洋医学の「美容鍼」と呼ばれる顔に施す鍼は、それに匹敵するようなものとして、じわりじわりと人気の施術となってきているようです。

 

あなたは、美容鍼を体験したことがありますか。

 

顔に鍼を打ち、その刺激によって顔のたるみやしわ、しみの改善を、副作用なしの安全な美容法です。

その場ですぐに実感できるという喜びもありますが、身体の体調が悪ければ元の状態に戻るのも早いです。

そんな訳で、当院では、美容鍼だけのコースはありません。

顔と身体は繋がっているので、当然、身体のケアをすることで、顔にする美容鍼も効果が出せるのです。

しかし、そんな簡単なことにも気づかずに、美容鍼だけのお試しコースを行ってしまう方も、とても多いように感じます。

「流行っているみたいだし、1回くらい体験してみよう」と思ったあなた、そんなあなたの身体の状態を診たあとに顔はりをすることをおすすめしたいと思います。

全身は無理でも、せめて「顔だけはいつもキレイにしておきたい」と考えてしまうかも知れませんが、疲れた身体の状態で、しかも肩や首に凝り固まったままで顔の美容鍼を受けるとは、せっかくの顔はりを台無しにしてしまうこともあるのです。

また、それだけでなく、施術後の頭痛が起きる原因にもなります。

肩や首の凝りで、全身の血液循環が悪く、顔色もくすみます。

しかし、だからといって、顔だけの「美容鍼」をしようと考えるのは「木を見て森を見ない」状態のこと。

むしろ全身のケアを行うことで、美容鍼なしのほうが、順番としては正しいケアとなります。

お財布にも優しく、忙しいあなたのためのフェイシャルケアとしては、全身のケアにプラスした「オプションでの顔鍼」が特におすすめしたいです。

顔鍼をした後、頭痛が起きた方のほとんどが、全身のケアをしていません。

もともと肩や首が凝って血流循環が悪いのに、顔だけの鍼をしたらどうなるのでしょう。

顔の血流が一気に上がり、首や肩に血が流れず、逆流を起こして頭に巡り「頭痛が起きる」というシステムです。

しかも頭痛で収まらず、脳梗塞・脳出血といった危険なことにもなりかねません。

なんとなく顔の美容鍼をしてみようかな、と思うかもしれませんが、その結果、顔や頭だけに血流が集中してしまい、頭痛を伴うことの危険さを、もっとたくさんの方が認識して欲しいところです。

 

東洋医学では、顔色が悪いとその色によって「臓器の状態」を判断することができます。

陰陽五行では「肝臓は青、心臓は赤、脾臓(胃腸)は黄、肺は白、腎臓は黒」と表されています。

疲れているときに、顔色だけでも身体の状態がわかることがあります。

例えば、心臓が弱い方では、のぼせのような状態となりやすく、赤ら顔になり、末端冷え性にも繋がります。

それとは逆に、「頭寒足熱」という言葉を聞いたことがあるという方もいると思いますが、東洋医学では下半身が温く頭は冷の状態が健康で良いとされています。

当院は「顔だけの美容鍼のコース」はありませんが、身体をしっかり調整したあとに、オプションで充分効果のでる「格安な顔ハリプラン」があります。

全身の治療のあとで、顔ハリを行えば、顔のリストアップ・むくみとり・小顔を促進してくれます。

また、継続することでしわやしみ、深いほうれい線眉間のしわも薄くなり、何より受けた方の表情も明るくなります。

「日常のスキンケアだけでは限界かも」と感じたときに、気持ちも落ち込みますが、そんなあなたに必要なのは、本当は身体の全身ケアです。

それが難しいのであれば、血流の滞りが一番起きやすい手足の末端をよく揉みほぐすことが重要です。

指の1本1本の末端を、回したり伸ばしたり上下左右に動かすことが、若返りの秘訣です。

また、足手の末端に、大切なツボもあります。

あなたの日常を豊かにする、東洋医学を取り入れてみませんか。